ThinkPad X240レビュー その1 質感と剛性の高さ

ThinkPad X240、キーボード部分アップ画像ThinkPad特集

以前レビューしたThinkPad X1 Carbon(第1世代、現在は販売は終了)と「新しいThinkPad X1 Carbon」(第2世代・2nd Gen、2014年3月現在発売中最新モデル)に引き続き、今回から5回に渡ってLenovo製ノートパソコン、ThinkPad X240(フルHDモデル)のレビューをお届けいたします。

また今回も以前と同様、発売直後という訳ではないのでベンチマークなどは掲載しない予定です。日常での使い勝手やフィーリングなどを重点的にお伝えしていければと考えています。

いきなり結論になりますが、ThinkPad X240の購入をお考えの方、このモデルは非常におすすめ。モバイルノートパソコンとしての良さは間違いありません。


本機種のサイズから考え、持ち歩いての利用を想定し、購入の検討をされている場合がほとんどでしょう。私も試用機を受け取ってから、積極的に持ち出して外出先で使っています。

比較第一候補、ThinkPad X240s

今回のレビュー機種はThinkPad X240。同じディスプレイサイズで存在するX240s。

X240について調べる際、必ずX240sについても検索したり比較サイトをご覧になったりするはずです。

X240sがX240を上回るメリットとしては、本体重量でしょうか。厚みもやや薄くなっています。

モデル重量
ThinkPad X240s約1.34kg
ThinkPad X240約1.45kg

逆にその重量差を気にしないのであれば、X240はバッテリー交換が可能であるなど、持ち歩きながら長時間使いまくりたいという要望に応えてくれる機種です。

使って感じるX240の良さ

このレビューを書いている現在、同時に4機種のノートパソコンを使用中です。

OS別に区分しますと、

Windowsノートパソコン
Sony Vaio(Widows7とWindows8.1、各1台)
Mas OSノートパソコン
MacBook Air(2012年モデル)とMacBook Pro Retina 15インチ(2013年モデル)。Macは2機種ともOS X Mavericks。

この4台です。

これらの中にX240を加えてみて、「ああ、これいいなあ」と感じる良さをピックアップしてみました。

やっぱりキーボードが良い

キーを叩いた時に指から伝わる打ち心地の良さ。ThinkPadキーボードのフィーリングについては、あちこちでたっぷりと語られていますが、逆に詳しい方へ聞きたくなります、この感触の良さはどこから来ているの?と。

手持ちのWindowsノートパソコンと比較し、長文を入力している際、X240は指の関節部分に伝わるショックが少ないのです。

キーを奥まで押し込んだ時の跳ね返りで感じる衝撃が少ないため、長時間キーボードを叩き続けた時も、指の疲れがまったく違います。

また、キー自体のぐらつきが非常に少ない。このことも文字入力時に感じるフィーリングの良さに繋がっていると思います。

トラックパッド

これは非常に少数意見かもしれません。それにThinkPadユーザーの方々は物理ボタンを良しとすることがほとんどですので、書くのにちょっと勇気いります。

他社ノートパソコンと同様、フラットになったトラックパッド部分。名称は5ボタントラックパッド。私にとってはこの形状に変更され、とても使いやすくなりました。(但し要設定。)

(フラットになったトラックパッド部分。クリックでメーカーのX240詳細ページへ)

古くからのThinkPadユーザーの方からは「えっ?」と思われることでしょう。ただ私にとっては以前の物理ボタンよりこちらの方が圧倒的に使いやすいです。

特にX240を初めてのThinkPadとして検討中の方や、他社ノートパソコンから乗り換え希望の人へ、「トラックポイント+物理キー付き以前のトラックパッド」よりも、この5ボタントラックパッドの方が違和感なく使えますと声を大にしてお伝えしたいんです。

私はトラックポイントを積極的に使うタイプではないことも、物理ボタン肯定派にならない理由のひとつかもしれません。

(※トラックポイントとは、キーボード中心部にある赤いポッチのことです)

見やすい液晶画面

試用機種のThinkPad X240は1920×1080 LEDバックライト、光沢なしフルHDの液晶を搭載。この色味や表示のクオリティは非常に優れています。光沢なしの画面も嬉しい面。

以前使ったThinkPad X1 Carbonはやや青みが掛かった印象を受けましたが、このX240はそのようなことも無くとてもクリアーで見やすい液晶画面です。

「ThinkPadは画面がなあ」と感じていた方も、このX240の画面を見れば先入観も覆されるでしょう。

この機種に搭載されているフルHD液晶。画像加工の多い当方の用途には最適。但し、このサイズのノートパソコンで高い解像度のディスプレイは、使い道によってはアプリのメニューが小さく見にくいなどの難点もありますので、自分の用途にあったものを選択しましょう。

高い剛性やその他良い点

ThinkPad X240、剛性「感」ではなく実際に高い剛性あり。これが質感の高さにも繋がっているかと。

その他X240の良い点としては、

  • 天板のThinkPadロゴの向きが正しい方向へ
  • 優れた静音性
  • フロント+リアバッテリーの組み合わせで10時間以上のバッテリー駆動

などなど。ロゴが新しいThinkPad X1 Carbonと同様な向きになったのは良かった!

また静音性も相変わらず素晴らしく、不快になることもありません。X240に負荷の掛かる作業をさせ、本体内蔵の冷却ファンが回った場合でも、ファンの音質が耳につきにくいのです。

ノートパソコン特有の問題、キーボードやパームレストが熱を帯びて使いにくいということも感じられませんでした。

さらにX240はバッテリーの組み合わせを選択可能。長時間のモバイルに耐えられる組み合わせも選べます。内蔵バッテリーだけは後付けが不可ですので、希望の場合は購入時に選択しておきましょう。

さて、まずはフィーリング面からThinkPad X240についてお伝えしました。次回はX240を外へ持ち出し、モバイルノートPCとしての使い心地を探ってみます。

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