確実にニーズが高まっているのでしょう、GMOさんからもWordPress専用に設計されたサービスがリリースされました。
サービスの名称は、GMO WP Cloud。
無料トライアル期間が設けられているので、お試しをしている最中です。
ざっと触ってみて、「これは使いやすい」と感じたのは独自のコントロールパネル。GMO WP Cloudがアピールしているポイントでもあるオリジナルのコントロールパネルはなかなかのものです。
「シンプルで使いやすいコントロールパネル」(GMO WP Cloudセールスページより)は確かにうなずける使いやすさ。ユーザーフレンドリーなデザインにも好印象。
すでに私が使っているwpXレンタルサーバーと同様、今はWordPressに最適化されたホスティングサービスが続々と登場し、とても良い時代になりました。
GMO WP Cloudの特長
サービス詳細については、GMO WP Cloudの特長やサービスが分かりやすくまとめられたページがありますので、そちらを先にチェックしていただいた方が良いでしょう。
GMO WP Cloudの特長やメリットはいろいろありますが、試してみて良かった点をいくつかピックアップしてみます。
オートスケール
GMO WP Cloudで運営しているWordPressサイトに対して、突発的なアクセス増があったとしてもオートスケールで対応。
突発的にアクセスが増加した際にも、お預かりしたWebサイトが落ちることはありません。
アクセス数に応じて、自動でサーバーリソースをコントロールします。
GMO WP Cloud 特長紹介ページより
まだWordPressでブログやサイトを運営していない人や、始めたばかりの人は、
「自分には関係ない機能だな」
と感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
自サイトやブログをコツコツと更新しつつ、ソーシャルへの対応もしながら運営していると、突然アクセスがドンと増えることもまれではありません。
特にはてブ、ニュースアプリや多数のフォロワーを持つTwitterアカウントに、運営しているサイトが紹介されると同時アクセス数が跳ね上がります。
普通のレンタルサーバーであれば、突然のアクセス増大にビジー状態となりサイトが表示されなくなって、「波が引くの待つ」だけになります。
このような突発的なアクセス増加にも、GMO WP Cloudはオートスケールで対応。
サイトは表示されなくなれば意味がありませんので、この機能はありがたい限りです。
高速なストレージを採用
SSDと比較しても5~7倍高速とされる、Fusion-io ioDriveをサーバーに採用。
GMO WP Cloudのネットワーク環境も良いからだと思いますが、確かにサクサクと快適な動作を感じさせてくれます。
転送量無制限、WordPress追加無料
転送量は無制限。WordPressは1つインストールされた状態で利用を始められます。WordPressの追加も無料。
ただしWP Cloudは、30,000訪問/月が月額基本料金(900円)の範囲となっており、30,000訪問/月を超過した場合は追加料金が発生します。
そのため、1契約に大量のWordPressをインストールするという使い方には適していません。
- これからじっくりとWordPressでブログやサイトを育てたい
- アクセスの増減が激しいキャンペーン専用のサイトを運営したい
このような使い方に適しているのではと思います。もちろん、普通にサイト運営している限りは基本料金範囲内の支払いで収まると思われます。
オリジナルのキャッシュシステム採用
これも最近の「WordPress専用」をアピールするサービスのトレンドですね。
アクセスが発生するたびに動的にコンテンツを生成するWordPress。サーバーへの負荷軽減のため、キャッシュは非常に効果的。
ただ、キャッシュ関連のWordPressプラグインはトラブルも見受けられます。その点、GMO WP Cloud側でキャッシュシステムを備えてくれているのは安心です。
WordPressがはじめての人にも理解しやすいサービス
繰り返しになりますが、コントロールパネルの出来映えはなかなかのものです。上級者はもちろん、WordPressがはじめてという人にも使いやすいのではないでしょうか?