震災後、久しぶりに福島県南相馬市へ(2016年1月)

畑が広がる南相馬市

東日本大震災から数ヶ月たったころに立ち寄った福島県南相馬市。

あの頃は市内あちこちで震災の被害が目立ちました。

そして今回、4年振りに訪れた南相馬市。

以前に訪れた時と比べ、落ち着きを取り戻したように感じます。

除染作業は続く

南相馬市に到着したのは1月終わり、快晴の平日。

ずいぶんと落ち着きを取り戻したかに見える南相馬市。ですが、裏路地や森林に続く道を走ると、土木工事の多さが目につきます。

道路工事や伐採作業かと思い、現場に立てかけてある看板を覗くと「除染作業中」の表示が。

どうやら除染のため、森林にある草木を刈っているようです。

刈り取った草木を袋詰めし、トラックに積み込む作業の真っ最中でした。

また別の場所、市内にあるJR原ノ町駅裏の住宅地を走っていると、そこでも作業中の看板を目にしました。

そこで行われていたのは、一般家屋の除染作業。

少しだけ作業の様子を眺めさせてもらうと、住宅の庭にある土や植物をスコップなどではがしているようです。

晴れた冬の平日。のんびりした風景が続く南相馬市ですが、まだまだ震災復興作業中であることを実感させられました。

滞在中、雪に見舞われました。南相馬市、この日は数センチの積雪。

震災前はどんな街だったのか

前回そして今回、南相馬市を訪れたのはどちらも東日本大震災後。

震災に見舞われる前の南相馬市の姿を知りません。想像に過ぎませんが、のどかで住みやすいエリアだったのではないでしょうか。

今回は仕事のため、短時間過ごしただけなのが残念。

機会を改め、プライベートでゆっくりと遊びにきたいと思います。今年後半そして来年前半にまた訪れる機会がありそうですので、その時を楽しみにしています。