わたしも日々活用していたクラウドストレージサービスのcopy.com。
残念ながら、2016年5月1日でサービス終了のアナウンスがなされました。
copy.comサービス終了に関する詳細は、copy.comからのメールやトップページで確認できます。
We are writing today to inform you that all Copy and CudaDrive services will soon be discontinued. You need to take action immediately to ensure you retain the files stored in Copy/CudaDrive.
As of May 1, 2016, you will no longer have access to the data stored in your account. Please sign in to your account and migrate your data (see our How-To Guide here) or save a copy of your files on your local computer before May 1, 2016. After May 1, 2016, data will no longer be retained in the system. Failure to migrate your data prior to May 1, 2016 may result in data loss.
利用者へ向けて送信された、copy.comからのサービス終了に関するアナウンスメール
無料で大容量を使えるクラウドディスク、クラウドストレージは、サービス終了の事例がままあります。
わたしの場合、copy.comに写真素材や仕事に関して撮影した動画ファイルなど、ファイルサイズの大きなデータを預けていました。
タダで使わせてもらっていたのですから致し方ないと思いつつ、預けていたデータの引っ越し・移行先に悩んでいるところです。
copy.comからMoverを使いOneDriveなどへデータを移す前に。
copy.com側からはMoverを使い、OneDriveなど他社クラウドストレージへのデータ移転やローカルへのダウンロードを推奨しています。
サービス終了にともない、copy.comから他のクラウドストレージにデータを移そうと考えている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、copyから他社クラウドストレージへのデータ引っ越し・移転で何の問題もありません。
ただ、これを機に
「クラウドにデータを安易に保管がベストなのか?」を考えてみることも必要ではないでしょうか。
クラウドストレージの便利さとリスク。
PCやスマートフォンのデータをクラウドに保管は珍しいことではなくなりました。多くの人が日々、意識せずクラウドを利用している状況です。
便利なクラウドですが、今回のようにサービス終了というケースは今後も出てくるでしょう。先日、OneDriveもディスク容量に関し制限が発生したばかりです。
また、センシティブな内容のファイル、プライベート情報が多く含まれるファイルをクラウドに預けっぱなしにするリスクも頭に置いておくべきです。
共有しないデータをNASに移行しました。
データを大量に低コストで保管できるGoogle DriveやOneDrive、Dropbox。
利用中の方ならご存じの通り、データの保管に便利なだけでなく、他者へのデータ共有が簡単なのも特徴です。
ですが、絶対に他者と共有しないデータをクラウドに預けている場合も多いのではないでしょうか。
あとは、
「ひょっとした外出先からこのデータにアクセスすることがあるかも」
と考え、とりあえずクラウドディスクに預けているデータも多いでしょう。
今回、copy.comサービス終了を予想していたわけではありませんが、先日、ほぼ自分しかアクセスしないデータやファイルを、自宅に置いたNASに移行させました。
画像はQNAP TurboNAS TS-231+ デュアルコア1.4GHzCPU 1GBメモリ。
Amazonでの購入者レビューでも非常に好評
そしてこちらはNETGEARのNAS。
NAS専用ハードディスク(Seagate NAS HDD)が付属。2TBの容量で19,800円。信頼性は高く、価格は安いというおすすめNAS。
NASに関しては、わたしも日頃愛用しているNTTグループのネットショップ、NTT-X
わたしも自宅で使っているNASはNTT-Xで購入しました。
NTT-Xで購入し、現在も利用中のNASと同等品、バッファローのリンクステーションRAID機能搭載ネットワーク対応HDD。
今はどのメーカーのNASを選んでも、外出先から自宅に設置したNASへのアクセス設定は容易になりました。
NASであれば掛かるコストは電気代程度なのもメリット。
もちろん、クラウドストレージとNASは対立する存在ではありません。データのサイズや種類によって、クラウドとNASの使い分けは非常に便利です。
copy.comに保管したデータをすべて他のクラウドストレージに移転させるのではなく、NASの活用も考えてみてはいかがでしょうか。