ノートパソコンThinkPadの中で、持ち運びながら使うのに適したモデルが揃っているのが、「ThinkPad Xシリーズ」。
Xシリーズの中でも200番台のナンバーが振られたモデルは、コンパクトなボディを持っているのが特長。
200番台ThinkPadの最新モデルが、今回実機レビューをお届けする「レノボ ThinkPad X250」です。
発売からすでに半年が経過したThinkPad X250。本番環境でバリバリ使っている人も多くみられ、利用中のユーザーからは高評価を獲得。
前モデルThinkPad X240のネガをつぶし、安心して使えるタフなモバイルノートのレビューをお届けします。
※メーカー提供試用機に基づくレビューとなります。
ThinkPad X250のおすすめポイント
X250は国内生産で納期大幅改善
スペックや使い心地に触れる前にお伝えしたいポイントがあります。
前モデル、ThinkPad X240まではメーカー公式直販サイトで購入した場合、発注~納品まで約1ヶ月程度の納期を必要としていました。
それがこのThinkPad X250から、国内米沢工場生産となったことにより、受け取りまでの時間が大幅に改善されています。
本記事アップ時点で、注文から納品まで約一週間。
自分好みのスペックやパーツにカスタマイズしても、以前に比べ短い時間で受けとることが可能になりました。
「まだかまだか」とイライラさせられることもなくなったのは喜ばしい限り。
トラックパッド部分にクリックボタン復活
X240で最大の不評点だったのが、トラックパッド(タッチパッド)上部にあった左右そしてセンターのクリックボタン廃止。
全面フラットで、左右クリックボタン機能を持たせたトラックパッドを採用したX240でしたが、やはり独立ボタン式の方が使いやすいというユーザーからの声に応えてくれたのでしょう、「ThinkPad クリックパッド」として無事復活の運びとなっています。
トラックパッド上部に備えられた左右センター独立式クリックボタン。画像クリックで詳細へ。
アメリカ国防総省制定MIL Specテスト合格の品質
単にコンパクトなだけではないのがThinkPad X250のウリ。
アメリカ国防総省制定のMIL Specテストに合格した品質を誇ります。
テスト内容は、湿度、低温、高温、粉塵、振動、メカニカル衝撃、高度、極端な湿度、日射、耐菌の10項目。
特に衝撃や振動に関して厳しい基準をクリアしているのは、満員電車でノートパソコンを持ち運ぶことの多いユーザーにはありがたい点です。
近頃は薄く軽いノートを選びやすい状況となっています。ただ、丈夫さについてはThinkPad X250が非常に有利。
CPU性能やディスク容量の選択肢も豊富
耐久性はお墨付きのThinkPad X250。タフさはそのままで、自分の用途に合わせてCPU性能やディスク容量、液晶の質や解像度を予算に合わせて選ぶことが可能です。
CPUは高性能なCore i7から、価格を抑えて買えるCore i3までラインナップ。
ディスクの仕様も、ベーシックなHDD搭載モデルから高速でサクサク使えかつ大容量なSSD512GBまでセレクトすることができます。
液晶画面も、このサイズのノートパソコンとして一般的な1366×768解像度から、表示品質に優れたIPS液晶(1920×1080フルHD、タッチパネルも選択可能)もラインナップ。
外出先での文書作成、テキスト入力が中心ならCore i3で通常のハードディスク搭載モデルを選んでお手頃価格にカスタマイズ。(本記事アップ時点、
メインのパソコンとしても使いたい場合はCore i7・SSD512GB・IPS液晶を選ぶなど、様々な形で構成を変えられます。
キーボードへのこだわりは従来通り
ThinkPad X250を選ぶ大きな理由のひとつが、キーボードの優れた打ち心地。
サイズや重量、価格面で他社同等ノートと迷った際、X250を選ぶメリットはキーボードにあります。
CPUやディスクの性能は、他社ノートでも同等品を見つけるのは容易。ただ、キーボードだけはThinkPadになかなか追いつけません。
手に触れる部分にこだわりたい、長文を入力する機会が多いというユーザーは、ぜひThinkPad X250を使って欲しいと思います。
ThinkPad X250の割引クーポン
他のThinkPadモデルと同様、X250もレノボ公式直販サイトで比較・購入が一番オトクです。
非常に割引率の高いThinkPad X250割引クーポンも、公式サイトで発行されています。まず割引クーポンコードを入手することをおすすめします。
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