誰もが「お金を貯めたい」と思っていることでしょう。
ストレートに言えば、「お金が欲しい」と。
「お金を貯めたい」と考えている人に絶対必要なことは貯金、貯蓄。当たり前のことですね。
「お金が欲しい」と考えている人に必要なことは、仕事での収入アップや給与の良い仕事への転職などがあげられます。
お金を貯めたい・お金が欲しいと思う人が、実際の行動に移すための着火剤としてぜひおすすめしたいのが、名著と呼ばれているこの本、「私の財産告白」です。
著者 本多静六氏
「私の財産告白」の著者は本多静六博士。
氏は苦学の末、東京山林学校(のちの東京帝国大学農科大学)に入学。主席で卒業し、林学を学ぶためドイツへ留学。
日本で最初の林学博士となったほか、日比谷公園、明治神宮、福岡県の大濠公園ほか、多数の公園設計・改良に携わっています。
今回、本多静六氏の経歴を調べていて驚いたのが、埼玉県にある嵐山町のこと。
嵐山(らんざん)渓谷の雰囲気が好きで、良く遊びに行っています。「京都の嵐山(あらしやま)に雰囲気が似ている」ということで嵐山渓谷周辺を武蔵嵐山と名付けたのが本多静六氏とは知りませんでした。
収入の4分の1を貯蓄し富を築く
「私の財産告白」は貯金、貯蓄をしお金を貯めて富を増やすことについて、基本中のキホンについて書かれています。
細かでテクニカル的な資産運用について書かれているわけではありませんが、読後、「お金を貯めたくなる、お金が貯まる生活をしたくなる」のが素晴らしいところ。
氏は「収入の4分の1を貯蓄する」方法で蓄えを増やしました。
何かを節約、我慢して貯蓄を「買う」
今の時代、特に家賃の高いエリアに住みながら働いている20代の若い人にとって、収入の4分の1を貯金や貯蓄に回すのはなかなか難しいことかとも思います。
ただ、収入から決まった割合でコツコツと貯めていくことは、必ず実行すべきです。
たとえその金額が数千円であったとしても。
収入のうち、決まった金額・割合を貯蓄していくには、遊びや楽しみに使うお金をいくばくか削る必要が出てくるでしょう。
この「削る」という行為、貯金貯蓄のために節約節制するという行為が、のちのち大きな意味を持ってきます。
「私の財産告白」と20代で出会えた幸運と実践
私はこの本「私の財産告白」と20代の頃に出会え、非常に幸運でした。
なぜならこの本のお陰で、結婚費用や自宅購入の頭金+αなどをまかなうことができたのです。
「私の財産告白」を読み、内容に感銘を受けた私はその日から早速、収入から決まった割合の貯金を始めることにしました。
本に書かれている通りの、「収入からの4分の1貯蓄」を決意したものの、当時20代そこそこの私にとって、給料の4分の1を貯金に回すのは至難の業。出費のうち、何かを大幅に削らなければ絶対に不可能でした。
「出費から何を削ればよいやら……」
悩んだ末、
- 必須ではないこと
- 生活に必ずしも必要でないこと
など、「使わなければ良かったお金」を抽出し、それらを貯蓄に回すことに。そして「収入からの4分の1貯蓄」を始められるようになりました。
アプリやサービスを活用しまず現状把握を
「何を削ろう」「無駄な出費はどれだろう」
悩んでいても始まりません。まずは現状を把握するため、支出のチェックしてみるのが一番です。
今はスマホさえあれば、どんなことにお金を使っているかを詳しく分析できるアプリを無料で使えます。いわゆる家計簿アプリです。
家計簿アプリとしておすすめしたいのは、Zaim。
私が20代の頃、こんなに便利なアプリ・サービスはありませんでした。羨ましい限り。
iPhone、Androidスマートフォン、パソコンからはWebブラウザを使って利用できる、とても使いやすいアプリです。
Zaimを使って、「自分がどんなことにお金を使っているか」を詳しく細かくつかみ、「これはムダ」「これに使いすぎた」ということがあれば儲けもの。
ムダな出費を止め、その分を貯蓄に回せば良いだけ。
数百円の出費でも、習慣になっていることは年額にすると相当なものになっている場合もあります。
読むと貯金したくなる本
「私の財産告白」の効能は、貯蓄をスタートしたくなるところにあります。
お金以外のこと、著者の人生訓なども、日々の生活にポジティブな影響を与えてくれます。
ズバッとした正解が書かれた本ではなく、何度も読み返すうち、じわじわと良さが出てくる内容です。
私が買ったのはハードカバーの単行本。今は文庫本やKindle版もありますので、買い求めやすい価格になっています。
お金を貯めたいと考える人、特に若い人にぜひ読んで欲しい1冊です。